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企業プロフィール
- 不動産開発業不動産開発業に加え、ビル・マンション管理事業の他飲食事業をなどを多角的に手掛ける。1995年法人設立 資本金5,000万円 従業員数80名 売上高40億円
- 相談時の状況
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業歴は短いながら、首都圏近郊の分譲住宅事業により増収増益を続けてきたが、用地取得費や建築資材の高騰により収益環境に陰りが出始めていたとこころへ、リーマンショックによる金融環境の急激な悪化が加わり販売不振に陥った。その結果、販売用不動産の在庫が積み上がるとともに、資産価値が急落した。
ビル・マンション管理事業と飲食事業については、成長力は無いが堅調な業績推移であった一方で、不動産開発分譲部門の業績悪化により、全社の資金繰りがひっ迫することになった。
- 再生のポイント
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継続事業と非継続事業の切り分け。現金回収である飲食事業と安定的な収益が確保可能なビル・マンション管理事業を継続し、収益環境の好転が期待薄な不動産開発分譲事業から撤退する。継続事業については、スポンサー企業を選定のうえ、分割継承する形をとった。不動産開発分譲事業については、物件の処分、契約不履行問題の解決を完了した時点で精算する予定。